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ヘルペスウイルス感染症

ヘルペスウイルス感染症

■症状と経過

1   口唇ヘルペス
最も一般的な病態で、発熱、紫外線の曝露、疲労などが誘因となりますが、実際には成人に比べて小児では少ないようです。
皮疹の出現する1~2日前に局所に熱感、違和感、ピリピリとした刺激感などの前兆がみられ、小型の水疱が出現し、次第に集まって膿疱、糜爛になり、やがてカサブタになり7~10日で治ります。
2 ヘルペス性歯肉口内炎
乳幼児・小児のHSVの初感染のうち90%は不顕性感染ですが、ときに初感染の症状としてヘルペス性歯肉口内炎があります。
高熱とともに口腔内、舌、口唇などに小潰瘍、白苔を有する糜爛が多発し、所属リンパ節の腫脹が著明で、口腔内の痛みにより摂食・飲水が困難となります。発熱は3~5日程度で解熱しますが、口腔内の病変の治療には約2週間ほどかかります。
3 カポジ水痘様発疹症
アトピー性皮膚炎に合併する例が多く、抗HSV抗体保有率の低下(以前は成人の70%ほどでしたが今は50%程度)と重症型のアトピー性皮膚炎患者の増加に伴って、学童期~成人での発症が増加しています。
臨床症状は発熱、リンパ節腫脹などの前駆症状とともに顔面に多発性の小水疱が多数出現し、さらに顔面全体に播種状に拡大し、水疱は破れて糜爛します。患児より授乳などを介して母親の胸にも直接感染することもあります。また、糜爛部に細菌の二次感染を生じて伝染性膿痂疹(とびひ)になることもあります。
4 ヘルペス性ひょう疽
指先に感染し多房性水疱を形成します。痛みが激しく、腋窩などの所属リンパ節が腫れ、発熱することもあります。乳幼児では指しゃぶりで口腔内病変から感染したり、逆に指から歯肉口内炎を生じることもあります


■治 療
抗ウイルス薬の内服が第一選択であり、病初期で特に有効性が高いようです。ヘルペス性歯肉口内炎やカポジ水痘様発疹症の重症例では入院のうえ、抗ウイルス薬の点滴静注を必要とすることもあります。口唇ヘルペスなどの再発性病変に対しては、大人の場合は抗ウイルス薬の塗り薬のみで治療可能ですが、小児の場合は抗ウイルス薬を内服した方が良いと思われます。
ただし抗ウイルス薬はすでに存在するウイルスを減らすことはできないため、投与開始後1~2日は症状が進行することもありますが、心配しないで下さい。

1.口唇ヘルペス
  初感染・再帰発症とも外用または内服
2.ヘルペス性歯肉口内炎
  初感染・再帰発症とも内服
3.カポジ水痘様発疹症
  初感染・再帰発症とも内服
4.ヘルペス性ひょう疽
  初感染は内服・再帰発症は外用または内服


■予 防
再発を完全に抑制する治療は現在のところ存在しません。紫外線曝露や疲労などの誘因を除去することが再発予防になります。特に、紫外線曝露で発症する子は日焼け止めを使用して下さい。HSV感染症では飛沫感染はみられませんが、病変部からの接触で感染するので、食器やタオルなどの共有や病変部がカサブタになるまでは直接触らないなどの注意も必要です。

2016-01-21 21:41:05

小児皮膚科