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慢性蕁麻疹と皮膚そう痒症

慢性蕁麻疹と皮膚そう痒症

慢性蕁麻疹

■蕁麻疹とは

蕁麻疹は突然皮膚の一部が赤く膨らみ、しばらくするとあとかた無く消える病気です。ほとんどの場合は赤い膨らみと前後して強い痒みを伴います。1つ1つの赤い膨らみが現れてから消えるまでの時間はたいてい数十分から数時間ですが、次々と別のものが現れたり、時には1日以上続くこともあります。蕁麻疹の種類による違いもありますが、基本的には幼児から高齢者まで幅広く罹患します。

    蕁麻疹の分類
  特発性蕁麻疹
1   急性蕁麻疹
2   慢性蕁麻疹
  刺激誘発型の蕁麻疹
1   外来抗原によるアレルギー性蕁麻疹
2   食物依存性運動誘発性アナフィラキシー
3   外来物質による非アレルギー性蕁麻疹
4   不耐症(イントランス)による蕁麻疹
5   物理刺激による蕁麻疹(機械性・寒冷・温熱・日光・など)
6   コリン性蕁麻疹
7   接触蕁麻疹
  特殊な蕁麻疹
1   血管性浮腫
2   蕁麻疹様血管炎
3   振動性蕁麻疹
4   色素性蕁麻疹のダリエ徴候


■原因や誘因
1.誘因が明らかでないもの(特発性の蕁麻疹)
蕁麻疹患者さんの70%以上は誘因が明らかではありません(特発性の蕁麻疹)。このタイプの蕁麻疹は毎日のように自発的に症状があらわれます。発症して1ヶ月以内のものを急性蕁麻疹、1ヶ月以上持続するものを慢性蕁麻疹といいます。なぜこのような蕁麻疹になるかまだ良く分かっていません。なお、誘因が明らかでない特発性蕁麻疹でも、多くの場合、疲労やストレス、細菌やウィルス感染など(特に、小児では、しばしば感染に続いて現れます)、さまざまな因子が症状を悪化させることが知られています。

2.蕁麻疹を起こす刺激誘因(刺激誘発型の蕁麻疹)
蕁麻疹を起こしやすい刺激として、食品、薬剤、物理刺激などがあります。

食  品   アレルギー性…そば、エビ、カニ、果物など
鮮度の低下…サバ、マグロなどの青魚
豚肉、タケノコ、もち、香辛料など
食品中の防腐剤、人工色素、サルチル酸
薬  剤   抗生物質、解熱鎮痛剤、降圧剤など
物理刺激   皮膚のこすれ、寒冷、温熱、日光、圧迫など
自律神経   発汗……入浴、運動、精神的発汗など
その他…感染症、疲労、ストレスなど


■検 査
蕁麻疹の診断は、実際の皮膚に現れた症状を見るか、あるいは症状が現れた時の様子を詳しく聞くことで大抵診断可能です。そのため、すべての蕁麻疹に検査が必要ということはありません。診察の結果、特定の物質に対するアレルギーが原因であると考えられる場合は、採血して検査します。薬物が疑われる場合や、食物依存性運動性アナフィラキシーでは、入院して負荷試験を行うこともあります。

■治 療
蕁麻疹の治療の基本は抗ヒスタミン薬を中心とした薬物療法です。直接的な誘因がある蕁麻疹では、その誘因をできるだけ正確に把握し、それらを避けるようにすることにより治癒率が向上します。一方、慢性蕁麻疹は原因や誘因が特定できないため、治癒までに長期間を有することもあります。当院では、漢方治療を併用しながら体質改善をおこなっています。
薬物療法による治療効果には個人差があります。その人の蕁麻疹を悪化させている生活習慣、その他の悪化因子を取り除くことと、治療によりある程度症状が軽減できていれば、やがて自然におさまっていくことも少なくありません。そのため、1人1人の蕁麻疹について、何をどこまでやるかという判断も大切です。当院では、抗ヒスタミン薬を中心とした薬物療法により症状が改善されれば、2週~4週を目安に減量し、徐々に服用の間隔をあけ、週1回の服用でも大丈夫となれば、抗ヒスタミン薬の服用を終了としています。

1.薬を飲むと眠くなる場合
抗ヒスタミン薬は、開発の経緯と構造式上、第一世代と第二世代とに分類できます。第一世代の製剤は中枢神経に移行しやすく、眠気を起こしやすい性質があります。一方、第二世代の製剤はその構造上、中枢神経への移行が少なく、眠気の頻度や程度が低く、その中でもフェキソフェナジン塩酸塩、エピナスチン塩酸塩、ロラタジンは眠気のほとんどない薬です。

2.薬の効き目を良くする方法

1   添付文書に従って抗ヒスタミン薬の1日内服量を増量する
2   抗ヒスタミン薬の構造式に着目して薬剤を変更する
三環系構造製剤を第一選択に処方し、効果が不十分であった場合には、ピぺラジン系 あるいはピぺリジン系製剤に変更します(その逆もあります)。
    ■ピぺリジン系
フェキソフェナジン塩酸塩、ヘボタスチン塩酸塩、エバスチン
■ピぺラジン系
セチリジン塩酸塩、オキサミド
■三環系
ロラタジン、エピナスチン塩酸塩、オロバタジン塩酸塩、ケトチフェンフマル酸塩、
アゼラスチン塩酸塩
3   漢方治療を併用する


■生活の中で気をつけること
一般的な日常生活では、過労や感染を起こさせない様に規則正しい生活と十分な睡眠、休養を心がけ、バランスのとれた食生活を送ることも大切です。特定の食物に原因がある場合を除き、一般に制限すべき食物や、逆に蕁麻疹に良いという食物も有りません。しかし、食品添加物や食物中のヒスタミン、仮性アレルゲンなどにより症状が悪化することがあるので、治療中はこれらの食品は回避することが無難です。



◆皮膚そう痒症

■皮膚そう痒症と皮膚の知覚過敏

高齢者の皮膚は、加齢に伴い表皮が薄く平坦化し天然保湿因子が減少し、皮膚のバリア機能が低下してドライスキンになります。このような皮膚では、知覚神経の神経終末が表皮内にも伸長して知覚過敏をきたし、皮膚全体が過敏症となって痒くなり、皮膚そう痒症となります。さらに、掻破によりバリア機能が破壊され、湿疹病変や掻破痕、色素沈着などがみられます。
内臓病変に関連したり、薬剤が原因となることもあるので、血液検査や薬歴を詳しく調べる必要もあります。

■皮膚そう痒症の治療
◆外用療法
治療の基本は、皮膚を乾燥させないための保湿剤によるスキンケアと生活指導です。皮膚の乾燥に対しては、ワセリン、精製ラノリン、アズノール軟膏、へパリン類似物質含有軟膏など使用しますが、尿素含有軟膏は逆に痒くなることがあるので注意して下さい。掻破により湿疹病変を生じた場合には、ステロイド軟膏を湿疹の部位や重症度に応じて適切なランクの軟膏を処方します。

◆内服療法
痒みが強い場合は、抗ヒスタミン薬(第2世代が望ましい)の内服を行います。痒くて眠れない場合には、安定剤や睡眠導入剤も処方し、難治の場合には、漢方薬による体質改善も行います。 

◆生活指導
高齢者では皮膚のバリア機能が低下しているために、入浴時に過度に洗いすぎないように注意します。ナイロンタオルや浴用スポンジは使用せず、柔らかいタオルや手のひらでやさしく洗います。また、エアコンや電気毛布等による過度の暖房を避け、加湿を行います。

2016-01-21 21:32:01

一般皮膚科